容量がトラブルの原因になる理由
あるバイヤーが32 oz のスープカップを注文し、950 ml と表示されたカップを受け取り、適度な高さまでスープを入れたところ、メニューで約束した量よりはっきり少なくしか入らないことに気づきます。誰も嘘はついていません。工場は満注容量を見積もり、バイヤーは実用容量を想定し、単位換算がさらに端数処理の誤差を加えたのです。容量に関するトラブルの多くは、単位、測定方法、モデル名の3つから生じます。いずれも注文前に書面で解決できます。
単位:ml、米国液量オンス、英国液量オンス、リットル
中国の提携工場は容量をミリリットルで指定します。米国のバイヤーは通常米国液量オンスで考え、収納製品はリットルやクォートで販売されることが多くあります。1米国液量オンスは約29.57 ml、1英国液量オンスは約28.41 ml なので、同じ容器でも市場によってオンス換算値がわずかに異なります。小売の商品ページも自由に丸めるため、950 ml のカップが32 oz、1,000 ml のボックスが34 oz として販売されることがあります。
| 容量 | 米国液量オンス(概算) | 参考モデル |
|---|---|---|
| 350 ml | 11.8 | 輸出向けスープカップ、116x99x45 mm |
| 500 ml | 16.9 | 角型 PP ボックス、170x115x34 mm |
| 750 ml | 25.4 | 角型 PP ボックス、170x115x51 mm |
| 950 ml | 32.1 | 輸出向けスープカップ、117x82x141 mm |
| 1,000 ml | 33.8 | 角型 PP ボックス、170x115x64 mm、3仕切りトレー |
| 1,500 ml | 50.7 | 焼肉用ボックス、217x149x71 mm |
換算は単なる計算で、容量は工場の記載値です。オンスで販売する場合は、切り捨てるか、最も近い整数に丸めるか、販促用のサイズにするかを決め、その選択を商品掲載のルールに書いておいてください。切り捨てて控えめに表示するほうが安全な習慣です。
満注容量と充填ライン
満注容量とは、蓋なしで本体の縁ちょうどまで液体を満たしたときの容積です。測定しやすく再現性があり、工場の仕様書の多くはこの値を記載しています。充填ライン容量(実用容量)は、実際に入れても蓋を閉め、持ち運び、こぼさずに済む量で、通常は縁よりかなり下になります。スープやソースではこの差が非常に重要です。乾いた食品やサラダではドーム型の蓋が余裕を生むため、影響は小さくなります。
実務的には両方の数値を持っておくのがよい方法です。仕様書にはサンプルを水で測った満注容量を記載します。メニューや商品ページには、実際の料理をサンプルに入れ、蓋がきれいに閉まる高さで決めた、キッチンやブランドと合意した実用容量を記載します。デスクはどの数値がどちらかを仕様に記録し、工場、検査員、販売文がすべて同じ基準を使うようにします。
モデル番号が容量ではない場合
多くのシリーズは容量で命名されていますが、すべてではありません。ある提携工場のでんぷん系ボウルのレンジは、その差をはっきり示しています。380モデルとして販売されるボウルは136x83x51 mm で450 ml、500モデルは136x82x62 mm で650 ml、1000モデルは175x125x67 mm で900 ml と記載されています。モデル番号はカタログ上の名称であり、測定値ではありません。商品を掲載する前に容量欄を読み、サンプルで確認してください。このレンジの全容はでんぷん系容器のページに掲載しています。
仕切りと仕切り付きトレー
仕切り付きトレーの容量は通常、合計値で記載されます。提携工場の透明 PP の3仕切りトレーは218x188x42 mm で合計1,000 ml、大型の5仕切りトレーは232x232x47 mm で1,500 ml と記載されています。ご飯、たんぱく質、野菜を盛り分けるキッチンには合計ではなく各区画の容量が必要なので、工場に区画ごとの数値を求めるか、サンプルで測定してください。仕切り付きフルーツ容器をご覧ください。
保存容器と乾物
家庭用の保存容器では、容量は通常1個あたりのリットルで示されます。たとえば真空保存容器は0.5-2.0 L のセットです。ペットフード容器は、20 lb 用のように収められるフードの重量で販売されることが多く、クォート表示が併記されます。容器に入る重量はフードの形状と密度によって変わるため、一般流通品の掲載ではおおよその値として記載されています。フードの重量で販売する場合は、顧客が使う製品で試し、それに合わせて表現してください。
1個ずつではなくレンジ全体で考える容量
容量の判断はシリーズとして行うのが最適です。170x115 mm の提携工場シリーズ(500、650、750、1,000 ml)のように、1つの設置面積で構成したテイクアウトのレンジなら、キッチンは1つの蓋を共有し配達バッグの中で積み重ねられる4つの盛り付けサイズを持てます。容量の刻みは、カタログ上のきりのよい数字ではなく、メニューの実際の盛り付け量に合わせるべきです。最もよく出る料理が650 ml のボックスの実用ラインまで入り、1つ下のサイズではあふれるなら、重要なのは500 ml と650 ml の差であり、注文前に実際の料理で確認する価値があります。
容量でよくある間違い
- 異なる基準で見積を比較する。ある工場は満注容量、別の工場は実用容量で見積もっており、安い箱は単に小さいだけかもしれません。
- 一度換算して切り上げる。950 ml のカップを34 oz として売れば苦情を招きます。正直な数値は32 oz です。
- 蓋を無視する。ドーム型の蓋はサラダに余裕を与えますが、満杯のスープカップに平らな蓋をすれば余裕はありません。
- モデル名を信用する。容量欄を読み、サンプルで確認してください。
仕様への容量の書き方
- 単位と測定方法を明記します。満注、蓋なし、室温の水。
- 承認サンプルでの測定値と、工場と合意した公差を記録します。
- 実用容量で販売する場合は、その値と決め方を追記します。
- 商品掲載で使うオンスなどの単位の丸め方を決めます。
- 出荷前検査に容量確認を含めます。
容量、サイズ、グラム重量の3つでモデルが定義されます。メニューやレンジに合わせた容量の選び方は食品容器サイズガイドで説明しています。一般的な開始数量は、既存金型品で数カートンの混載から、印刷蓋で1品目あたり10,000-50,000個までで、プログラムごとに書面で確認します。MOQ とリードタイムをご覧ください。販売している容量を見積フォームからお送りいただければ、デスクが実測済みの参考モデルと照合します。
